「高次元量子トモグラフィにおける統計理論的なアプローチ」

(2013年10月8日更新)





京都大学 数理研 及び 文部科学省 共催の研究集会「高次元量子トモグラフィにおける統計理論的なアプローチ」(10/30 -- 11/1)を下記の要領で開催いたします。

URL:
http://bayes.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/ftanaka/workshop/RIMS2013.html


統計理論・量子物理(理論・実験)の双方から現在、取り組んでいる研究内容や統計的課題について紹介し、分野の壁を越えて多方面から議論することが目的です。 また、量子情報の研究に着手したばかりの学生に量子系の統計的推測という分野の魅力を伝え、研究に参入する学生を増やしたいとの思いもあります。

そのため、今回は高次元量子トモグラフィという喫緊のテーマの下、主に統計サイドから物理系の研究者向けに講演をお願いしています。

京都大学数理解析研究所(RIMS) 研究集会 


【タイトル】 高次元量子トモグラフィにおける統計理論的なアプローチ
【日時】 2013年10月30日(水)〜11月1日(金)
【研究代表者】 田中冬彦(大阪大・基礎工)
【主催】  京都大学数理解析研究所
【共催】  文部科学省「平成25年度 数学・数理科学と諸科学・産業との連携研究ワークショップ」
【場所】 京都大学数理解析研究所 111号室

【開催目的】
量子トモグラフィとは、量子光学や量子情報の実験を支える基盤技術であり、測定方法の選択と実測データからミクロに準備された系の状態を推定するという2ステップからなる。最先端の量子情報実験では、2の14乗次元の正方行列を推定する必要があり、単純な測定方法や最尤推定法でも限界が来ている。

一方で正方行列のほとんどの成分は0であることがわかっている場合も多く、このようなスパース性を用いた 効率的な測定方法と推定精度の評価が、今、海外の物理実験では注目を浴びている(例えば、Gross, et al (2010) "quantum tomography via compressed sensing"と一連の論文)。
逆に Candes and Plan (2011)に見られるように、圧縮センシングの著名な研究者も量子トモグラフィへの応用を明確に認識している。

そこで、本研究集会では

1.統計研究者に向けた高次元量子トモグラフィでの問題点の整理と周辺的な話題
2.物理研究者に向けたスパース推定や圧縮センシング、行列補完に関する理論結果や実際の応用、実装上のポイント

について、現在、精力的に活動されている研究者に発表してもらい、活発に議論する。



【プログラム】
こちらをご覧ください (text, PDF)


【配布資料のダウンロード】
(参加者限定ページ)